平成23年9月26日(月)

財政再建・経済活性化につき、
私はこう考える!

藤井裕久先生

藤井裕久先生

衆議院議員・民主党最高顧問・民主党税調会長、
元大蔵・財務大臣

概要

 わが国は、バブル崩壊後、「失われた20年」から「失われた30年」に入ろうとしており、1000兆円もの財政赤字に加え、今春の東日本大震災・原発事故の復旧・復興資金にかなりの財源を必要とし、日本は財政・経済の危機に直面しております。
 この危機を打開するには、かつて大蔵省主計局から政界に出馬され、大蔵委員長から、大蔵大臣を2回、そして財務大臣も務められた、与党・民主党きっての財政通、藤井裕久先生最高顧問・民主党税制調査会長からそのお考えを承りたいと存じ、お願いに出ましたところ、お快く応諾下さり、『財政再建・経済活性化につき、私はこう考える!』と題し、御講話下さいました。
 そのお話のすべてを明らかにするわけにはゆきませんが、現況の財政・経済対策としては、(1)日本の再生発展は優秀な科学技術の維持発展にある。(2)発展途上国と共同発展すること。(3)海外へ輸出できるブランド、例えば美術工芸はじめ、リンゴ・サクランボ・コシヒカリなど農産物、観光誘致なども。(4)高度医療技術による外人患者の招致。(5)円高の時こそ、外国の鉄鉱石・石油を確保すべきこと。財政赤字削減には、インフレ化を唱える人、減税説、国債増発して日銀に引き受けさせる説等々あるが、いずれも弊害があることを論証され、また、年金・医療介護など社会保障のためには、国民の御理解を得て、消費税を上げるよりほかないだろう等々、熱心にお話し下さり、一同、理解を深めました。質疑応答も盛んでした。

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