科学技術部会作成要請書18本目、政府宛提出要請書83本目、平成9年10月提出
技術の進歩に順応し、国際的整合性を保持するよう、技術士法を抜本的に改正していただきたき要請

【要請の趣旨】

 昨今、急速に、国際的な場での技術者の立場が重要となってきている。わが国も、国際的な動きに遅れをとることなく、むしろ科学技術大国として主導力をもって臨む必要がある。また、国内的にも、中小企業の振興に対する技術力の注入が重要な課題となっており、さらに、国政および地方行政に関するプロジェクトヘの、技術者の積極的な参入が必要となってきている。
 このような技術の進歩に順応すべく、従来はなはだ曖昧であった技術士業務を明確に規定し、非技術士行為を制限し、受験資格の国際的整合性を図り、また、技術士は日本技術士会の会員となるよう、抜本的に技術士法を改正する必要がある。
 すなわち、私どもは、この際、わが国の技術士の制度を見直し、国際的趨勢に合致するよう、また、国内的にも技術士の能力を十分に発揮させ得るように、再構築しなければならないものと考え、下文に記載の改正要項のように、技術士法を改正されるよう要請する。

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