政治経済部会作成要請書5号、政府宛要請書通算93本、平成13年12月3日提出
沈滞した景気を浮揚させるには、 国民の心理を沸き立たせる必要があり、 提案する諸施策を御採用いただきたき要請

【要請の趣旨】

 長年の不況、厳しい金融事情、逼迫する財政等々、日本は未曾有の国難に逢着しております。これをどう打開するか、政府も苦慮されているところですが、近年の経済情勢は、御覧のように、低金利政策をとっても、公共投資に大金を投じても、金融機関に膨大な公的資金を注入しても、また大幅減税策をとっても、なかなか効果が挙がりません。
 当団体は、わが国経済も、ここまで来ると、もはや一般の経済理論通りにゆかず、それらを超えたもの、すなわち、国民の心を沸き立たせる心理的政策が必要だと考え、そこでここに、どうせ大金を出すなら、国民に夢を与える大プロジェクトを、総理みずから、打ち上げていただきたいと存じ、ここに、その諸施策を御進言申し上げる次第であります。
 その詳細は、以下の要請の各理由を見ていただきますが、その項目・要点をあげますと、
A、かつて、アメリカの大不況の時、当時のルーズベルト大統領は、みずからニューディール政策を打ち出し、率先、国民に呼びかけて、好況に導いた故事を見習っていただきたい。
B、東京の環状鉄道(山の手線)を地下鉄化し、その跡地に建造物を建て、その下部は事務所ビル、その上部は環状高速道路化する“東京の大都市改造計画”を打ち出していただきたい。
C、日本全国の主要道路に沿って、光ファイバーによる情報通信網を張り巡らす構想を打ち上げていただきたい。
D、学問的に、日本列島の沿岸部の水面下500〜600メートルに、埋蔵されているとされている、シャーベット化したメタンハイドレートを掘り出し・活用する構想を打ち出し、実施していただきたい。
E、大学はもちろん、小・中・高校に、1人1台を理想とするコンピューターを設置・普及する政策を発表していただきたい。
F、ベンチャービジネスを積極的に推進する施策を宣言し推進していただきたい。
 その他、いろいろ考えられますが、まずは、本要請書を、お読み下さいますよう。

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