平成18年10月24日(火)

少子高齢社会を、活用して繁栄へ導く方策

日下公人先生

日下公人先生

多摩大学名誉教授、元同大学院研究科長


講話概要

日本が、世界でも稀に見る少子高齢社会へ突入したことにより、世間一般では、こうした人口構成では、日本の衰退は免れない、との悲観論が大勢を占めております。確かに、一般的には、深刻な事態のように思われます。
 しかし、こうした通説的な見解に対して、高名な学者・日下公人先生は、いや、そう悲観したものではない。ものは考えようと政策次第で、日本は、この高齢社会の事態を、むしろ、活用して、我が国を繁栄へと導くことができる、と主張されておられます。
 そこで今回は、日本国内のこうした悲観論を払拭し、活性化への道を見出すためにも、ここは、日下公人先生に、頭記のように、「少子高齢社会を、活用して繁栄に導びく方策」につき、御解説をいただくことにいたしました。
  この日は、塩川正十郎会長も出席されました。その要旨は、日本人の資質・技術・経済力・生活様式からすれば、新製品・新機構により、十分に国際競争力を発揮することができる。また、文化面・技術面でも世界から尊敬される素地をもっている。日本国民は、そうした素地を自覚し、自信をもって進めば、少子高齢社会も何ら恐るるに足りない、と説かれ、一同、大いに意を強くしました。

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